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おはようございます。先日、ある物件の決済の予定でした。事前に準備をして売主様、買主様にも連絡を取り合いながら昨日の決済を迎えました。買主様は現金購入でした。そして、売主様は今は埼玉在住で、飛行機で北九州に来られました。銀行の応接間に集まり、時間通りスタートしました。

決済はまず登記に必要な書類の確認と、本人確認を司法書士の先生が行います。そこで問題が発生!!「んんんッ」と司法書士の先生…。売主様の実印が違ったのです。登記の書類に売主様は実印を押します。印鑑証明書と照らし合わせてもやはり違います。売主様に確認したところ、これが実印とばかり思っていたとのこと。「今日は他に印鑑はお持ちじゃないですか？もしあれば、それかもしれませんよ」ということで探してもらいましたが、この印鑑しか持ってきていないとのこと。

売主様は埼玉在住なので、これから戻って実印を持ってくるのは不可能です…。いろいろ考えましたが、やはり決済はできません。売主様とお話をすると、今週の金曜日に仕事の関係で再度福岡に来るとのことでした。買主様に事情をお話ししてご理解いただき、金曜日に仕切り直しということになりました。売主様は「申し訳ございません」と買主様、司法書士の先生、銀行、私達におっしゃってました。買主様にご理解いただけて本当によかったです。

私も売主様に印鑑証明書を取得していただいたときに、「お持ちの実印と間違いないか照らし合わせて確認しといてくださいね」の一言があれば、今回の出来事は避けられていたかもしれません。人間は「思い込み」というのが必ずありますので、絶対と思っていても確認していただくということが大事ですね。良い経験になりました。プラスにとらえていきたいと思います。金曜日、仕切り直しで頑張っていきます。売主様、買主様、司法書士の先生、よろしくお願い致します。