社長ブログ

報告しない不動産会社がいるんです…

2017/02/07

おはようございます。今日は、以前から不動産業界で気になっていることをお話ししたいと思います。不動産業界では、他社が売主様から預かっている物件も紹介可能であれば、他の会社でも自分のお客様に物件をご紹介できます。つまり、物件を共有しています。その際、成約になれば売主様から物件を預かっていたA社は売主様から、お客様に紹介したB社はその買主様からそれぞれ仲介手数料をいただくことになります。弊社も売主様から預かっている物件に他社からお問合せがあった際、喜んで紹介しています。そして、案内していただいています。

 

しかし、その案内した不動産会社の方は、「報告」をしないことが本当に多いです。案内しっぱなしで、案内してくれたお客様は検討しているのか、何が原因でダメだったのか全然わかりません。案内した会社は報告するのが礼儀だと私は思っています。私も、弊社のスタッフも他社の物件を案内させていただいたときは、ちゃんと御礼と報告をするようにしています。「今回はお客様の条件と〇〇な点が合わなくてお断りされました」とか「良い感じで検討してくれています。次回、ご主人を連れて再案内予定です。」等、詳細に報告しています。先日も、こちらから「内覧終わりましたら、どうだったか教えていただいてもいいですか?」を伝えると「はい」と答えてくれましたが、その後、何の連絡もありません。数日後、こちらから連絡して「どうでした?」と聞くと、「はぁ、だめでしたけど」の一言だけ。私達は売主様から物件を預かっている以上、状況をしっかりと報告する義務があります。お客様の率直な感想、業者の報告を売主様に報告することで、今後の対策や価格の変更など、早期成約に向けて打合せができます。

 

なかには、しっかりとその日のうちに報告をしてくれる不動産会社もいらっしゃいます。このように、報告ができる業者としない業者では、レベルの差を感じます。報告できる業者は、社内でもいろいろな面でしっかり仕組みや教育がされていると思います。不動産業界は会社同士の横のつながりも大事な業界です。他社がしなくても、私達はこれからも他社に対してしっかり報告のできる会社でありたいと思います。