社長ブログ

不動産が売れないときは、、、

2025/05/01

おはようございます。今回は、売却活動をしているがなかなか売れていない売主様向けのお話になります。ご参考いただけたら嬉しいです。なかなか反響がなく売れない事態になっている場合、不動産会社はもちろん、多くの方が価格の見直しを検討すると思います。やはり、価格を見直すことによって、反響が増えてくる可能性は高くなります。しかし、今回は、価格の見直しの前に一度やってみる価値のある施策をご提案させていただきたいと思います。その施策を今回5つ挙げてみました、ぜひご参考ください。

 

まず1つ目は、

「部分的な補修、交換」

です。建具や設備に不具合があっても、事前にちゃんと買主様に告知して、買主様も納得していただければ、現状のままでもちろん売却できます。しかし、その不具合を補修しなければいけない、交換しなければいけないということは、買主様にとっては、負担になります。その点が購入を決める意思に影響を与える可能性もあります。又、「補修しなければいけないのでその分値引きしてくれませんか?」と値引きの材料にされる可能性もあります。なので、大規模な修繕、改修工事をする必要はありませんが、ご自身でできる程度のものや、業者に依頼しても少額で済むような工事であれば、事前に売主様側で対応しておくのも良いと思います。そうすることによって、売主様は告知する必要もなくなり、値引きの材料も解消することができます。買主様も修繕工事などに費用をかけなくて済み、不安なく購入することができ、まさにwinwinの方法だと思います。仮に、修繕箇所がたくさんある場合は、優先順位をつけてください。売却を依頼している不動産会社の担当者と、予算内でどこまでできるのか、どこを優先にしたほうが良いのか、事前に打合せをしましょう。

 

次に、

「ハウスクリーニング」

です。やはり、「見た目」「見栄え」は大事です。内覧に来られるお客様の第一印象を良くする必要があります。ハウスクリーニングは約5~10万円程度でできます。ハウスクリーニングをすることによって、キレイに、そして、清潔感を演出することができます。そして、販売活動をする不動産会社も、「令和〇年〇月 ハウスクリーニング済‼」「ハウスクリーニングしているので清潔でキレイです‼」といった感じで、アピールすることができ、反響にも繋がります。約5~10万円の費用で、反響が増えてきて内覧に繋がるのであれば、ぜひ試してみる価値はあります。値下げする前に一度実践してみてください。

 

3つ目は、

「インスペクション」です。近年、よくニュースやメディアでも取り上げられているので聞いたこともあると思います。インスペクションとは、建築士などの専門家が客観的、専門的に行なう住宅の検査、診断のことです。中古住宅を検討されるお客様はやはり、建物に対して不安を抱えていることが多いです。インスペクションをすることによって、「自分たちも気づいていない悪い箇所を提示することになるかもしれないので不利になりそう、、、」と

思われる売主様もいらっしゃるかもしれませんが、逆です。買主様は建物に悪い箇所があるのが不安なのではなくて、分からないのが不安なのです。なので、インスペクションすることによって、建物の現状の把握でき、不具合箇所、修繕が必要な箇所を事前に知ることができるので、安心して購入することに繋がります。又、売主様も、安心して引渡すことができ、引渡し後のトラブルを防ぐことができます。

 

4つ目は「ホームステージング」です。これは、売却しようとしている中古住宅を、モデルルームや住宅展示場のように、オシャレでキレイな住空間を作り上げることです。実際に家具や小物を置く場合もありますが、近年では、CGで演出する「バーチャルステージング」もあります。ステージングすることによって、ポータルサイトに掲載する写真も見た目や見栄えが他の物件と違うので、反響数アップに繋がります。全部屋をステージングするのは難しいので、どこをステージングしたらいいのか、どこまでしたらいいのか、事前に不動産会社の担当者と打合せしてみましょう。

 

最後は、「解体」です。古家が付いている状態で販売することももちろんありますが、事前に解体することによって、買主様は建物の配置プランをイメージしやすくなったり、解体費用を計算しなくてよくなるので、反響に繋がる可能性は高くなります。解体費用を先に捻出できる売主様はぜひ検討してみてください。