社長ブログ

海が近い物件には気を付けろ‼

2025/05/17

おはようございます(^^)/ 今回は、海沿いの物件についてお話したいと思います。戸建てでもマンションでも海沿いのエリアや海が近くにある物件は人気が高いです。やっぱり、海を眺めながらの生活って憧れますもんね~。特に海沿いのマンションの高層階からの眺望は圧巻です。価格が高い理由が分かります(^_^;) 

人気のある海沿いの物件ですが、購入前に気を付けなくてはいけない点、チェックしたほうが良いポイントがいくつかありますので、今回の動画でご紹介していきたいと思います。

今回は4つ挙げてみました。

 

まずは、「塩害」です。海が近いということは「塩害」を受ける可能性が高いです。ちなみに塩害を起こす塩分が飛来する距離は一番遠くて約7キロというデータもあります。

私の知っている海沿いのマンションは築2~3年ですが、既に玄関の回りが塩害の影響で錆び始めています。又、海沿いの物件を購入した場合、長期間車に乗らない人は注意が必要です。車のホイルが錆び付いてきます。なので、戸建ての場合は塩害に強い外壁塗料での塗装工事を検討したり、マンションの場合は、塩害対策をしているかどうか管理会社に事前に聞いてみてもいいかもしれませんね、ご参考ください。

 

2つ目は、「音・匂い」です。というのも、海沿いのエリアは工業地域や準工業地域になっていることも多いと思いますが、その際、近くにどのような建物、施設、工場があるのか事前にしっかりと確認しておく必要があります。大きな音が出るような作業の工場であれば静かな暮らしを求めている方には不向きかもしれません。そして、匂いも注意もしなければいけません。私の知っているマンションのすぐそばに飼料工場がありますが、やはり風向きによっては、マンションのほうに直接向かってくるので匂いは避けることはできません。事前に調べて周囲に先程ご紹介したような建物がないとしても、広い敷地があったら注意してください。工場が建つ可能性があります。なので、不動産会社の担当に調べてもらったり近隣の方に聞いたりして、事前に把握できそうであれば把握しておいたほうが安心して購入できると思います。

 

3つ目は、「がけ条例」です。これは、戸建てですが、海沿いの高台のエリアに建っている家も見かけたりすると思います。眺望が良いし、陽当たりも良さそうだし、平地と比べて安そうだし良いことだらけと思うかもしれませんが、状況によっては「がけ条例」に該当する可能性があります。この「がけ条例」とは、一定の高さのがけの「上」または「下」に建物を建築する場合の制限のことです。なので、一度解体して再建築する際、その自治体ごとに定められた「がけ条例」の規制をクリアしなければいけません。この「がけ条例」を無視して建てた場合、がけが崩れるとがけの上部ならがけと一緒に地盤沈下するリスクがあり、下部にある場合には土砂崩れで押し潰される、流される危険があります。海沿いの高台は土地を盛ったり切ったりして造成して建てている物件もあるので、解体後の再建築の際に、「がけ条例」の規制をクリアするために多額の費用がかかる可能性があります。検討している物件が該当するのかしないのか事前に確認しておきましょう。

 

4つ目は「津波・ハザードマップ」です。これは一番大事と言っても過言ではありません。海沿いの物件はまずは「津波」について調べましょう。仮に大規模地震が起きて津波が発生した際、影響を受ける可能性があるエリアなのかどうか、そして、ハザードマップを確認して、購入を検討している場所は、どのような場所なのか、どのような危険が考えられるのか、そして、避難経路、避難場所も調べることが必須です。各自治体のホームページをみていただいたらハザードマップは掲載されているので一度確認してみてください。