住宅ローンの事前審査は正直に記載してください‼
おはようございます。今回は、住宅ローンの「仮審査」についての説明、そして、注意点などをお伝えしたいと思います。マイホームを購入される方の多くは住宅ローンを利用されると思います。その住宅ローンの一番最初の手続きが「仮審査」です。まず、この「仮審査」で承認をもらわないと次に進めません。各金融機関ごとに仮審査用紙があるので、それに記入していくことになります。近年では、ネット入力で行なう金融機関も増えてきましたね。
まず用意するものは、金融機関によって多少違うと思いますが、多くは、
■源泉徴収票(自営業の方は確定申告3期分など) ■免許証のコピー ■保険証のコピー ■認印 ■(借入れがあれば)明細書
■物件資料
です。そして、仮審査用紙に記入していきます。記入する内容は、あまり難しくありません。ご自身の内容や勤務先の内容を記入していきます。勤務先の資本金や業歴など分からない箇所は空けていても問題ありません。金融機関のほうで調べます。
金融機関の多くは審査を受け付ける基準として勤務年数1年以上としているところが多いと思います。ただ、基準はそうなっていても総合的にみて内容がよければ受付けてくれる金融機関もあります。その際、これまでいただいた給与明細を基に平均を出して年収を算出していきます。なので、勤務年数1年未満の方でも諦めないで、不動産会社の担当や金融機関の担当にご相談してみてください。
審査用紙には、ご自身の借入れ内容を書く欄があります。車のローンやカードローンがあれば、いつ、当初いくら借りて、毎月いくら返済しているか細かく書くようになっています。「正直に書いたら印象が悪くなるので伏せておこう」って考える方もいらっしゃると思いますが、逆です。仮審査を受付けした金融機関は提携している保証会社に審査を出します。保証会社は、CIC等の信用情報機関に情報開示をもとめるので、隠していても分かります。なので、隠すよりも正直に記入したほうが印象が良くなります。ここで注意してほしいのは「携帯の機種代」です。厳密に言えば、この携帯の機種代も2~3年の分割払いのローンになっています。なので、機種変して2~3年の場合、この内容も記入する必要があります。若いときなんか特に携帯が止められたらコンビニで払って、、、という経験をされている方も多いと思いますが、実はこれも延滞になるんですよね。実はこれが原因で仮審査が否決になった可能性が高いというお客様も過去いらっしゃいました。「たかが携帯、されど携帯」です。携帯も延滞なく支払っていきましょう。
そして、審査用紙には、資産状況を記入する欄もあります。預貯金があれば、〇〇銀行に〇〇万円、××銀行に××万円と記載しますが、これは、審査をする上でのプラスの材料になりますよね。ただ、預貯金がなくて0と記載しても何も問題はありませんので正直に記載してください。
審査用紙に記入して先程お伝えしたものを準備して金融機関に提出してから、約1週間以内には回答が出てきます。承認、否決だけでなく、金融機関によっては、減額という回答もあります。例えば、物件価格の●●万円は融資できますが、諸費用分は自己資金で用意してくださいという感じです。金融機関サイドもできれば融資したいと思っています。なので、「奥様と連帯債務にできませんか?」「この車のローンを事前に完済できませんか?」「あといくら自己資金で出せませんか?」等、なんとか審査を通すために提案してくるケースもあります。そして、不安のある方は、ひとつの金融機関だけでなく複数の金融機関の仮審査を受けてみましょう。先程お伝えしたように、各金融機関は仮審査受付した後、提携している保証会社に審査を委託しますが、その保証会社によっても、見方が違うので、A銀行は×だったけどB銀行で承認が出たということがあります。なので、不安な方は、最初から3行程出してみてはいかがでしょうか?仮に3行とも承認が出たら、金利や条件面、使い勝手が良いかどうかで選択すれば良いと思います。
又、審査が不安な方は、購入物件が決まってなくても、、住宅ローンを組もうとしている価格帯に近い物件の資料を用意して先に仮審査かけてみることをお薦め致します。承認がでれば、物件が変わるだけでその枠内は確保できたことになるので、安心して物件探しができます。