「内覧予約順」?「申込み順」?どちらが優先なの???
おはようございます。今回は、不動産を購入する際に物件を抑えるための手続き「申込み」についてお話したいと思います。「申込み」は、業界用語で「買付(かいつけ)」とも言いますが、この「申込み」は、不動産を内覧して購入を決めたときに、案内してくれた不動産会社を通して、売主又は物元業者に提出する「不動産購入申込書」のことです。書式は不動産会社によって様々ですが、名前、住所、連絡先、住宅ローンを使うのか、現金なのか、そして、購入希望金額など、記載する内容はほぼ一緒です。この「不動産購入申込書」を提出することによって、物件を抑えることができます。売主様に価格の交渉があれば、申込みすることによって、優先的に交渉権を得ることになります。
この「申込み」の前に、まずは「案内」がありますよね。物件をネットやスマホで探していて「おっ、新着物件が出ている‼これいいな‼見たいなぁ‼」と気になる物件が見つかったら、その掲載している不動産会社に問合せします。そして、「いついつに内覧したいです。」と内覧予約を入れたとします。すると、不動産会社から、「他のお客様が先にご覧になって申込みされたので、2番手になりますが内覧されますか?」と連絡が入ることがあります。こんな経験ないですか?長期間探している方は一度や二度は経験あると思います。この場合、問合せして内覧予約をした時点で優先的に取り扱ってくれると思いますよね。ただ、あくまでも先着順としている不動産会社が多いので注意が必要です。
例えば、新着物件が月曜日に出て、休みが土曜日なのでどうしても土曜日にしか内覧できない状況だったとします。別のお客様から水曜日に反響があって、そのお客様はそのまま水曜日に内覧して「申込み」された場合、そのお客様が1番手となるケースがほとんどです。多くの不動産会社がそのような取扱いをされていると思います。
なので、問合せをされた際に、
「土曜日にしか内覧できないんですけど、土曜日までに他のお客様から反響あっても優先してもらっていいですか?」とか「土曜日に内覧させてもらって良かったら申込みしたいと思っているので土曜日まで物件を抑えてもらうことはできませんか?」と不動産会社に聞いてみてください。すると、「できません。あくまでも先着順になります。」という対応の不動産会社もあれば、「了解しました。土曜日までに他のお客様が内覧して申込みを希望されたとしても、先に内覧予約をしている〇〇様の回答優先にしますのでご安心ください。」という対応をする不動産会社もいらっしゃると思います。そのあたりは、それぞれ不動産会社によって対応が違うと思います。しかし、言わないと、通常通り、先着順にされると思いますので、言ってみるべきだと思います。人気物件であればある程、「申込み」が入るまで動きが早い可能性があるので、その不動産会社に、予約順で取り扱ってくれるのか、先着順で受け付けているのか確認してみましょう。
次に、「申込み」についても、不動産会社によって取扱いが違います。例えば、人気物件で内覧予約が複数入ったとします。1,000万円で売り出されたとして、1番目に内覧されたお客様が物件を気に入って「申込み」をされたとします。ただ、値引きしてほしくて950万円で「申込み」したとします。その後に2番目に内覧したお客様も物件を気に入って「申込み」されましたが、そのお客様は満額の1,000万円で「申込み」したとします。もちろん、売主様は少しでも高く売れたほうが良いですよね。なので、1,000万円で申込みされた2番手のお客様を優先する不動産会社もいれば、1番目に申込みされたお客様に「2番手のお客様が満額の1,000万円で申込みされましたが、1,000万円まで上げれますか?それともお断りしますか?お断りされれば2番手の方で進めさせてもらいます。」と聞いてきてくれる不動産会社もいらっしゃいます。つまり、「申込み」の取扱い方も不動産会社によって違います。よって、申込みされる場合も、「申込み」はどのように取り扱っているのか事前に聞いておいたほうが良いです。申込みをして「これでマイホームが買える‼」と思っていたのに、価格交渉をしたばっかりに買えなくなってしまうということもあり得ます。特に人気物件であればある程、事前に把握しといてください。
ここまで説明したのはその不動産会社が専任媒介で預かっていた物件の場合です。これが一般媒介で複数の不動産会社が取り扱っている場合は、先程お伝えしたように、「案内」も「申込み」も不動産会社によって取扱いが違うので、「私が内覧する前に他社のお客様から案内が入った場合はどうなりますか?」「価格交渉を希望して申込みしたいんですが、他社のお客様から満額で申込みが入ったらどうなりますか?」と聞いて、事前にチェックしておきましょう。一般媒介で複数の不動産会社が取り扱っている物件は、専任媒介で出ている物件よりも注意が必要です。事前にしっかり聞いて、トラブル防止に備えましょう。