たかがチラシ、されどチラシ、、、
おはようございます。今回は不動産会社が作成するチラシについてお話したいと思います。チラシのようなアナログ媒体は今の時代反響が少ないからやっていないという不動産会社もいます。実際に、新聞やフリーペーパーに折込みされているチラシやポスティングされているチラシは年々減ってきている印象があります。いかがでしょうか?以前に比べて見かける機会は減ってませんか?私達も、普段、反響があったときは、「何をみてお電話されましたか?」と聞くと、「スーモです。」「アットホームです」などポータルサイト経由で問合せされているケースが圧倒的に多いです。
しかし、実際は、ポストに入っていたチラシをみて、詳細をスマホで確認しようとして、スーモやアットホームなどのポータルサイトを見ている流れが意外と多いんですよね。つまり、きっかけは「チラシ」です。なので、きっかけ作りのためにも「チラシ」は必要だと思います。
売却を依頼している不動産会社から「チラシを配布してみましたが、反響はなかったです。」という報告を受けたとします。そのときは、実際に配布しているチラシを見せてもらいましょう。チラシは奥が深いです。私もこれまでいろんな不動産会社のチラシを拝見してきましたが、「えっ、これで誰が読むの?」と思ってしまうようなチラシもあれば、見出しやコメント、構成、デザインなどしっかり勉強しているのが分かるチラシもあります。ちゃんと考えられて作成しているチラシをみると、問合せしたくなるというかワクワクしてくるようなチラシになっています。やはり、チラシひとつで全然変わってきますね。なので、依頼している不動産会社がどのようなチラシを作成しているのか見せてもらいましょう。そして、感じた印象をお伝えして改善してもらってはいかがでしょうか?不動産会社にとっても、指摘しただくことで新しい気づきもあるので、お互いにとって良いことだと思います。遠慮せずに意見を出し合って反響を得ることができるチラシを作っていきましょう。
チラシで大事なのは、配布エリアです。その物件の周辺は当たり前ですが、ファミリー向けの物件であれば、同じ小学校区、中学校区のファミリーが住んでいる広さの賃貸アパート、賃貸マンションをメインに配布します。その物件を購入した場合の住宅ローンの支払いが月に約10万円だったとします。であれば、家賃が10万円前後の設定になっている賃貸アパートや賃貸マンションに配布すれば、購入後も支払う金額が変わらないので、検討しやすいと思います。
3LDK、4LDKのようなファミリー向けの物件なのに、学生さんや単身者が住んでいるワンルームの賃貸アパートや賃貸マンションに配布しても効果は薄いですよね。ゼロとは言いませんが、可能性は低いと思います。なので、配布エリア、配布する建物の種別も考えながら配布する必要があります。
次に、サイズですが、ほとんどの不動産会社はB4サイズ、もしくはA4サイズで作成しています。もちろん、B4サイズのほうがサイズが大きい分、インパクトがあったり、たくさんの情報を掲載したりできます。しかし、大事なのは、先程お伝えしたように、どのような見出し、コメント、構成、デザインになっているかです。A4でもその点がしっかりカバーされていれば反響はあると思います。そして、サイズが小さくてもカラーにすることによって、目立たせることができます。逆に、ハガキサイズの小さいチラシを作成して配布している不動産会社もいらっしゃいます。サイズが小さいと珍しいこともあって手にとって確認しようとする人間心理を考えて、敢えてやっているんだろうなぁと思います。
最後は、頻度です。チラシは1回配布しただけで効果が出るものではありません。1回配布しただけで反響がばんばん入るようだったら全ての不動産会社がやっているはずです。こちらが配布しても、お客様がいつ見るかは分かりません。1回目は他のチラシと混ざって捨てられているかもしれません。2回目は、興味がないので捨てられたかもしれません。そいて、3回目のチラシで、ご自身の状況が変わって不動産を探している状況になってたら、じっくり見てもらえると思います。このように、どの時期に、どのタイミングで、お客様にヒットするか分かりません。なので、定期的に配布する必要があるんですよね。
このように、チラシはしっかり考えて作成し、どのように配布していくか対策を立て、反復継続をすることによって、反響が入る可能性は高くなります。売却をご依頼している不動産会社がチラシ配布をしない不動産会社だったり、チラシ配布をしていなかったら、一度ご相談してみてはいかがでしょうか?たかがチラシ、されどチラシです。チラシはポータルサイトに繋げるための強力な武器になると思っています。1枚のチラシが成約に繋がる可能性があります。ぜひご参考ください‼