リバースモーゲージで破綻続出、、、( ̄▽ ̄;)
おはようございます(^^)/ 今回は、「リバースモーゲージ」についてお話したいと思います。近年、老後2,000万円問題もありメディアで取り上げられる機会が増えたこともあり耳にしたことがある方も多いと思います。ただ、内容的に複雑な点も多々ありますので、今回は詳細にご説明したいと思います。まず、「リバースモーゲージ」とは、マイホームを保有している人が自宅に住み続けながら、その自宅を担保にして老後資金を借り入れる制度のことです。その後は、月々は利息のみの少額を支払って、お亡くなりになった後に売却して完済するというものです。
よく似た言葉で「リースバック」がありますが、全然違うのでご注意ください。リースバックは、自宅に住み続ける点は同じですが、ご自宅を第三者に売却します。つまり、所有権が第三者に移転します。売却後は、その購入してくれた第三者に月々家賃として払いながら住み続ける方法です。高く購入していただけたとしてもその分家賃は高くなります。家賃を抑えたい場合は購入していただける価格も低くなります。「リースバック」については、このチャンネルで別の動画で詳しく説明しているので、ぜひそちらをご覧ください。
それでは、次に「リバースモーゲージ」のメリットをみてみましょう。
- 老後資金としての借入れが可能
…通常、定年退職して収入が年金だけの場合など、高齢になればなる程、民間金融機関の審査を受けて融資をしてもらうことはなかなか難しいと思います。リバースモーゲージを活用すれば、そのまま環境を変えることなく慣れ親しんだご自宅に住み続けながら老後資金を確保することができます。
- 月々の支払いを抑えることができる
…住宅ローンであれば「元金」+「利息」をそのまま払い続けることになります。リバースモーゲージであれば、借り入れた資金で住宅ローンの残債を一括返済して、リバースモーゲージの利息だけ払えばいいのでかなり抑えることができます。
リースバックであれば、これまでの支払いよりも家賃のほうが高くなる可能性のほうが高いです。
- 残された配偶者が契約を承継することができる
…リバースモーゲージは借入人がお亡くなりになったときに売却して一括完済するものです。現在は、借入人が亡くなった後も、残された配偶者が契約を承継できるようにしている金融機関もあるので、残された配偶者が住まいを失うことを回避できるようになっています。
そして、もちろん、メリットがあればデメリットがあります。それでは、デメリットをみていきましょう。
- 変動金利になっている商品が多いため、金利変動リスクがある。又、金利も高い。
…リバースモーゲージの商品には、変動金利になっている商品が多いので、金利変動によっては、月々の支払いが急に上がる可能性もゼロではありません。なので、事前にそうなる可能性もあることをしっかり把握しておくことが大事です。
又、リバースモーゲージは利息のみの支払いにありますが、商品によっても異なりますが住宅ローンの金利よりも高いことが多いです。ご注意ください。
- 思ったより借入限度額が低い
…リバースモーゲージは物件の担保価値を低めに評価されている傾向にあります。よく言われているのは、リバースモーゲージの場合は評価額の5割程度です。つまり、評価額が約2,000万円のご自宅の場合、融資してもらえる限度額は約1,000万円です。よって、ご自身で思っていたよりも融資してもらえる限度額が低いことが多いです。あまりに低すぎると、十分な老後の資金調達ができないということになります。
- 条件が厳しい
…リバースモーゲージを利用するには、〇歳以上でないと申込みできない、相続人の同意を得ていること、(商品によっては)資金の使い道が限られている、、、等のいろんな条件があります。その条件は各金融機関の各商品によって内容が異なりますので、事前に比較してみましょう。
このように、リバースモーゲージにはメリット、デメリットがあります。高齢化社会となっている今、医療などの発達により平均寿命も延びています。融資限度額が低く、尚且つ、金利も上がって月々の支払い利息が増えれば、将来的に老後破綻になってしまう可能性もゼロではありません。利用される際は、いろんな状況を考えて、どの金融機関のどの商品が自分達にとって良いのかどうか事前にチェックしておくことが大事ですね。ご参考ください。
リバースモーゲージについてもっと詳しく聞きたい方はお気軽にお問合せください(^^)/ どうぞよろしくお願い致します<(_ _)>