社長ブログ

協力しません…

2016/01/08

おはようございます。今日は、昨年末から任意売却のご相談を受けていましたA様の件をご紹介致します。A様は、離婚、そして勤務先の

倒産などが原因で住宅ローンが支払えなくなり、競売の申立てをされました。弊社からのDMを見て、ご来店されました。これまでの経緯、

A様の今後の希望を聞き、そして任意売却の説明等をさせていただきました。A様は既に引越しをされていたので、少しでも高く売却して

残債を減らしたいというご希望でした。しかし、今回、離婚された元奥様が共有持ち分2分の1を所有されていました。つまり、売却するに

は、元奥様の協力が必要になってきます。A様によると、元奥様は自己破産を弁護士に依頼していると聞いていたそうで、すぐに、

その弁護士の先生に連絡をとりました。先生に事情を話し、先生の方からも元奥様に任意売却の方が税金の滞納分も完納できる可能性がある

ので有利ということ等メリットを伝えてくれたみたいですが、結果はNO。そして、昨日、その元奥様から私に連絡が入りました。私からも

事情説明、任意売却への協力依頼をさせていただきましたが、話の途中で、「競売で構わない、協力できません」と切られてしまいました。

A様にこのことを伝えると、私に電話される前に、なんとA様にも元奥様から電話があり、同じようなことを言われたそうです。そして、

A様から「任意売却は諦めます」との言葉がありました。本当に残念です、物件も比較的人気のあるマンションでしたので、競売を回避でき

る可能性は十分にあったと思います。本当に残念です。任意売却ができない場合のひとつに「共有者の協力が得られないケース」というのが

あります。今回がまさにそのケースです。yjimage[2]

A様と同じような状況にいらっしゃる方、相手次第ということにはなりますが、「任意売却」はその相手にとっても、再スタートするのに

とても有利な条件でスタートできる方法です。私達は、じっくり丁寧に説明させていただき、なんとかご協力していただけるように精一杯

尽力致します。まずは一度ご相談ください、諦める前に、まずは勇気を出して動いてみましょう!!