戸建投資物件の現状渡しとは、、、
おはようございます。今日は、ボロ戸建投資の現状渡しについて解説したいと思います。まず、ボロ戸建に関わらず、中古物件の引渡し条件としては「現状渡し」になっているケースがほとんどです。特に、ボロ戸建を相続などで取得した所有者様の中には、室内に残っている残置物もそのままで売却したい、買われた方のほうで処分してほしいと希望している方も多いです。なぜなら、やっぱり面倒臭いんですよね、、、特に遠方に住んでいたら、なかなか行けないし、残置物を処分してくれる業者を探したり見積もりをとってもらったりとなかなか大変です。なので、ボロ戸建投資向きの物件は、荷物もなにもかにもそのままの「現状渡し」が多いと言えます。
「それは大変だなぁ、、、残置物の処分費など余計な費用がかかってしまうなぁ」と思われるかもしれませんが、実はメリットがあるんです。私達も残置物そのままの状態でよく購入させてもらっています。では、そのメリットについてお伝え致します。メリットは3つあります。
まず一つ目は、
- 残置物処分を理由に大幅値引きを要求できる!
です。先程お伝えしたように、残置物もそのままで売却したいと思っている方は、あまり価格にこだわりがなく、少しでも早く処分したいとスピード重視の方が多いです。なので、残置物処分費がかかることを理由として、大幅値引きの要望をお伝えしてみてはいかがでしょうか?私達も「残置物はこちらで処分するが、その分費用がかかるので値引きしてもらえませんか?」と交渉して安く購入してもらうことが多々あります。残置物が多ければ多いほど、値下げ交渉しやすくなりますね。
そして、無事に購入できた後、戸建投資用物件として早めに再生し運営していきたいと考えている方は残置物処分業者に依頼して早めにリフォームに入ればいいですし、少しでも予算を抑えていきたいと考えている方はご自身で残置物を処分してもいいですし、ご自身の計画に合わせて行うことができます。ご参考ください。
二つ目は、
- リサイクル業者に引き取ってもらい換金できる!
です。近年、SDGsが社会全体としての取り組みとして位置づけされていることもあり、即処分するのではなく、一旦リサイクル業者に見てもらい、引き取っていただけるものがあるのかどうか確認してもらってはいかがでしょうか?リサイクル業者はやはりプロですので、何が人気があるのか、何がこれから人気が出てくるのか、実際に何が売れているのか等々いろんな情報を把握しています。なので、「えっ、こんなものが!?」と思う物を高値で引き取ってくれることも多々あります。
又、ご自身でメルカリやヤフオクなどに出品される方もいらっしゃいますね。不要な物を無駄にせず必要な方に使っていただけます。このように、処分する前に換金することをお薦めしますが、大事なことがあります。それは、その物件を「現状渡し」で購入する際に、契約書にちゃんと、
・決済後に物件内に残っている動産については、売主はその動産の所有権を放棄したものとします。
とか、
・本件取引の売買価格は、物件内に残っている動産も含めた価格とする。
等、記載しておくことが大事です。もともとの所有者様とトラブルにならないように事前にしっかりと対策しておきましょう。
最後は、
- 再利用して付加価値をつける!
です。残置物の中には、まだまだ使えるものを残しているケースが多々あります。電化製品や家具など使えそうなものは残しておいて、リフォーム後にそれらを設置してオシャレに演出してみてはいかがでしょうか?入居者募集する際にプラスに働きますね。もちろん、「自分が使っているものを持ってくるので処分してください」と言われることもあると思いますが、そのときに処分すればいいだけですし、別の現場で使うこともできます。ちょっとしたことですが、利用できる物があれば、利用して集客につなげていきましょう。

