社長ブログ

空家が増え続ける理由、、、

2025/03/20

おはようございます。今日は「空家」についてお話したいと思います。現在、日本には空き家が約900万戸以上も存在しています。凄い数字ですよね、、、YouTubeをご覧いただいている方も、ご近所で「空き家」を見かけることもあると思います。そして、日本の人口は右肩下がりで減り続けています。すると、どうでしょうか、、、今以上に「空き家」が増えてくる可能性はとても高いですね。

 

なぜ「空き家」は増え続けるんでしょうか、、、。

「空き家」は築年数の経過した古くて傷んでいる家が多いです。古くて傷んでいるのでなかなか売れない。→売れないのでそのままにして引っ越す。解体すると、費用もかかるし土地の評価が上がるので固定資産税も高くなるのでそのままにしておこう。ってところですね。不便な立地にある家も若くて車を運転できているうちはよかったけど高齢になり車を手放した後は近くにバス停も駅もなく生活しづらいというケースもあります。そして、引越しせざるを得ないということになりますね。これから、超高齢化社会に突入していきます、、、こういった面からみても「空き家」はますます増えそうです。他にも現在の建築基準法施行以前に建てられた古い家がある土地では、解体すると、今の法律では再建築できない土地になって更地にすると使い道がなくなるので、解体したくてもできないというケースもあります。

 

ただ、理由はそれだけではありません。今からお伝えすることが「空き家」が増え続ける大きな要因になっていると考えられます。なんだと思いますか、それは、「空き家を扱う不動産会社が少ない」という現実です。大きく分けると3つの理由があります。

①仲介手数料が少ない‼

…これまでは、例えば、200万円の物件が成約になった場合、売主様からいただける仲介手数料は198,000円(税込)でした。法改正があり、800万円以下の仲介手数料は33万円(込み)に上がりました。ただ、どのように変化してくるかはこれからです。どのようになるのかデータが楽しみです。ただ、価格帯の低い物件は、築年数が相当経過している、損傷が激しい、立地が不便、高台、狭い、駐車場がない等、なかなか売れにくい要件が揃っています。広告費をかければかける程、赤字になる可能性が高く、お断りする不動産会社が多いのも事実です。

②再販する際のリスクが高いため、買い取らない。

…「仲介」で難しければ不動産会社に買い取ってもらおう、、、と考える方も多いと思います。前述した通り、価格の低い物件はいろいろと難点がありリフォームやリノベーションしてキレイに仕上げても再販するときに早期に転売できない可能性が高く、買取りできないというケースが多いです。弊社も不動産買取りをしている不動産会社にお預かりした「空き家」を紹介したところ「買い取れません」と言われ、「逆にいくらだったら買取してもらえそうですか?」と質問すると「いくらと言われても、、、価格が付けれません」という回答をいただくことは多々あります。つまり、価格の問題ではないとういうことですね。

③不動産調査がとても困難な場合が多く、リスクが高い。

…「空き家」を預かった不動産会社は、現地に何度も足を運び、それから、役所、法務局、水道局等々所轄官庁で様々な調査を行います。しかし、築年数が相当経過して痛みの激しい、そして、立地の悪い場所にある「空き家」は、かなり以前に建てられており、資料が残っていなかったりして不動産調査が煩雑になり長期化することも多々あります。そして、購入希望者が現れ、契約に至った際も買主様に当該物件を調査した内容をまとめた「重要事項説明書」を作成し、説明しなければなりません。つまり、大きな責任が伴います。よって、リスクを抱えそうならば「仲介」でもお断りする不動産会社が多いということになります。

このような理由から「空き家」を扱わない不動産会社が多いんですね。「空き家」を処分したいのに、不動産会社が取り扱わないのであれば、ますます「空き家」は増えてくると思われます。しかし、空き家問題解消のために解体費の補助金提供などいろんな取組みを実際にしている、始めようとしている自治体も増え始めました。これからの動きに注目ですね。そして、行政と協力することで不動産業界もお手伝いできる機会も今以上に増えてくると思います。「空き家」の活用がこれからの不動産業界のテーマになってきそうです。今後も、こちらのブログでは、「空き家」に関する情報や内容、取組み等、伝えていこうと思います。ぜひご参考いただければと思います。