空家・古家・ボロ家を扱う不動産会社が少ない理由
おはようございます。週末ですね~、早いですね(^_^;) 新型コロナウィルスに気を付けながら、手洗い、うがい、マスク、消毒を入念に行い、今日も頑張ってまいります。今日は、空き家・古家・ボロ家を扱う不動産会社が少ない理由をお話したいと思います。①仲介手数料が少ない…例えば、200万円の物件が成約になった場合、いただける仲介手数料は198,000円(税込)です。しかし、価格帯の低い物件は、古い、損傷が激しい、立地が不便、高台、駐車場がない等、なかなか売れない要件が揃っています。広告費をかければかける程、赤字になる可能性が高く、お断りする業者が多いのも事実です。
②再販する際のリスクが高いため、買い取れない。…仲介がダメなら買い取ってもらおうとしても、前述した通り、価格の低い物件はいろいろと難点があり再販するときに早期に転売できない可能性が高く、買取できないというケースが多いです。価格の問題ではないということになります。
③不動産調査がとても困難な場合が多く、リスクが高い。…売却不動産を預かった不動産会社は、役所、法務局、水道局など所轄官庁で調査を行います。しかし、価格帯の低い物件は、かなり以前に建てられており、資料が残っていなかったりして調査が煩雑になり、長期化することも考えられます。そして契約に至った際も買主様に『重要事項説明書』を作成し、説明しなければなりません。つまり、責任が伴うことになります。よってお断りする業者が多いです。
以上のように、空き家・古家・ボロ家を処分したくても、扱ってくれる不動産会社がいなければ売却したくてもなかなか売却することができません。近年、「空き家」が急増している要因のひとつと言えると思います。