裁判所から執行官が来た方へ
おはようございます。今日は、競売の申立てがされた後にご自宅に来られる裁判所の執行官についてお話ししたいと思います。競売の申立てがされた後に、裁判所に所属する執行官が不動産鑑定士と一緒にやってきます。執行官は競売の申立てをされた不動産の状況を調査するために、不動産鑑定士は競売を開始するためにその不動産を鑑定して評価するためです。競売とはオークションに性格が似てますので、つまりいくらから開始するかの基準となる最低落札価格を決定するのです。
この執行官ですが、競売回避のアドバイスをしてくれたり、相談にのってくれたりということはありません。彼らの仕事は競売を滞りなく実行することですから、写真を撮ったり不動産の現在の状態を聞いたりするのみです。事務的に淡々と進めていきます。
この現状調査のために執行官が来たということは既に競売開始決定通知が届いているということですので、今から借りていた金融機関に「少しづつでも払いますから…」と言って相談したとしても残念ながら難しいです。しかし、このような状況でも競売の取り下げができる可能性は残っています。執行官が来てから約3~4ヶ月後には入札が開始されます。その間に、債権者が応諾できる価格での売却ができれば競売は取り下げてもらえます。条件が揃えば住み続けることも可能です。それができるのが「任意売却」です。「競売は避けたい」「好条件で売却したい」「住み続けたい」というご希望をお持ちの方は、少しでも早いご相談をお薦め致します。
いつか、いつかと思っているのであれば、それは「今」です。今すぐお電話ください。一緒に解決に向けて歩み出しましょう!!