一般媒介と専任媒介の違いについて‼
ご自宅の不動産の販売を不動産会社に依頼する際には、必ず『媒介契約書』を交わします。
この媒介契約には、2種類「一般媒介」「専任媒介」があります。
今回は、2種類の違いについてお伝えします。
①一般媒介
この「一般媒介」は複数の不動産会社に販売を依頼できる契約です。
複数の不動産会社に依頼ができるので、多くの方に不動産の情報を発信できます。
しかし、不動産会社の立場としてみると、自社で販売活動をしたところで別の不動産会社が購入者を見つけてきたらそれまでの努力が水の泡になってしまいます。
つまり「一般媒介」の場合、努力して販売活動を行ってくれる不動産会社が少なくなる可能性も高くもなります。
それでは、売主様の為にはならないのですが、実際にはなくはない話です…。
他には、媒介契約期間の定めが原則無いので、ダラダラ販売となってしまったり、売主様への販売活動報告義務もないので実際にどのような動きがあるのか分からないと言う声もあります。
また、指定流通機構(レインズ)への登録が必須ではない所も注意点です。
②専任媒介
こちらの「専任媒介」は一社の不動産会社に販売を依頼できる契約です。
不動産会社を一社しか選べないので、選ぶ会社を慎重に決める必要があります。
安易に依頼してしまうとトラブルにもなり兼ねます。実際に、不動産会社から何の連絡もない等の声もあります。
ですが、一般媒介契約と違い、自社で売却をしようと一生懸命努力してくれます。
また、7日以内に指定流通機構(レインズ)に登録する義務があるので、早く市場に物件が出ます。
そして、14日に1回以上頻度で売主様への報告義務があるので、現状がどのような動きなのか把握できます。
この2種類の『媒介契約』には、それぞれメリットもあればデメリットもあります。
「一般媒介契約」だからと言って早く売れないのか、不動産会社があまり動いてくれないのかと言えばそんなこともありません。
また逆に「専任媒介契約」だから安心して売却を任せられるかと言えば「専任媒介契約」を結んでいても、定期報告がないと言うお声もあります。
ご自身のお考えに合うような契約を締結するのが一番ですが、本当の一番は、不動産会社選びかもしれませんね。
色んな不動産会社に話を聞くのも一つの方法です(*^^)v