「不動産購入申込書」について
2017/05/14
今回は「不動産購入申込書」についてお話ししたいと思います。この不動産購入申込書ですが、業界の方は「買付(かいつけ)」とも言います。これは、物件を内覧し、購入したいという場合、売主様サイドに提出する書類になります。購入希望者の氏名や住所、連絡先等記載しますが、その際、価格交渉を希望する場合は、購入希望価格のところに金額を記載します。そしてこの書類を提出後に、売主様と交渉に入ります。そこで不動産会社がお互いの希望や条件の調整を行い、まとめていきます。しかし、場合によっては価格の折り合いがつかなかったり、条件が合わなかったりすることがあります。又、価格や条件の調整ができたとしても、購入希望者の住宅ローンの審査が否決されたりしてまとまらないケースもあります。その際、この「不動産購入申込書(＝買付)」は白紙になります。そして、購入希望者を再募集することになります。
この「不動産購入申込書(＝買付)」ですが、購入希望者に記載してもらうときに申込金として数万円～10万円程預かる不動産業者がいます。預かる行為自体は何も問題ありません。しかし、よくよく考えた末にキャンセルしたいと申し出たいということもあると思います。その際に、キャンセル料として申込金を返金しない悪徳な不動産業者がいます。この不動産会社の名前はこれまでいろんなところで聞いたことがあります。そのような悪徳な不動産会社には気を付けてください。申込金は、あくまでも申込金であって手付金ではありません。契約を締結している訳でもありませんので必ず返金しなければいけないお金です。もし万が一、そのような状況になったときはお気軽にご連絡ください。対処方法をお伝え致します。悪徳不動産会社の言いなりになってはいけません。
