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事故物件の売却方法について

2018/09/22

「事故物件」って言葉を聞いたことのある人は多いと思います。よくTVとかでもやっていますよね。簡単にいうと、自殺や殺人事件があった物件のことです。「事故物件」と一言で言っても、細かくみてみると、大きく二つに分けます。「物理的瑕疵」と「心理的瑕疵」です。TV等でよく聞くのは後者のほうですね。まず「物理的瑕疵」というのは、柱、梁などの主要部分が損壊していたり腐食していたり、シロアリ被害があること、雨漏りによって腐食している等が挙げられます。あと、配管の詰まりや水漏れもありますね。しかし、このような「物理的瑕疵」については、事前に調査し、ほとんどの場合、補修や交換等でカバーすることができます。予算の都合等でご自身では事前の補修等ができない場合は、事前に告知し、価格をその費用に充当するくらいの価格を売出し価格から下げる必要があります。

 

問題は、「心理的瑕疵」のほうです。やはり、殺人事件、自殺というのは「怖い」「気味が悪い」という印象を多くの方が受けると思います。この「心理的瑕疵」には、反社会的勢力である暴力団の事務所が近くにある場合や、ゴミ屋敷や騒音などの迷惑行為をする人が近くにいる場合も含まれます。もちろん、事前に告知しなければいけません。ちなみに、病死、孤独死、老衰死は状況によりますが事故物件に該当しないみたいです。

このように、買主にとってマイナスな「事故物件」ですが、絶対に売れないということはありません。私は売れない不動産は無いと思っております。事故物件の売却方法としては、通常と同じように「仲介」と「買取」の2種類になります。まず「仲介」ですが、不動産会社に販売をお願いして市場に売出しをかけることになります。しかし、どうしても売出し価格は下げることになります。相場価格よりも33割ダウン、場合によっては半値くらいは覚悟しておいたほうがよいでしょう。ただ、中には「事故物件」でも全然気にしない方もいらっしゃいます。安ければ全然OKという感じです。意外と多かったりしますよ(^_^;) なので、その物件が人気地区にあるとか、かなりキレイだったり、「事故物件」という点を除けば、かなり良い物件の場合、相場よりも少し下げたあたりの価格でも反響は見込めると思います。事前に売却を依頼する不動産会社の担当とじっくり打合せすることをお薦めします。

 

次に「買取」ですが、こちらは、価格よりもスピードを大事にしたい方向けです。「事故物件」を早く手放したい、早くスッキリしたいという方は不動産買取転売業者に査定をお願いしてみてはいかがでしょうか?やはり、価格は叩かれるとは思いますが、不動産買取転売業者は今では以前に比べてたくさんいらっしゃいます。数社に査定依頼をお願いして、一番高い価格を提示した会社と話を進めてみてはいかがでしょうか?まとめとして「仲介」にしろ「買取」にしろ、「事故物件」を所有することになった売主様の事情と心情を考慮し、親身になって相談にのってくれる不動産会社にお願いすることが大事だと思います。

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