住宅ローンetc.あれこれ情報コラム

配当要求終期の公告って何ですか???

2015/11/14

 「配当要求終期の公告」とは、競売開始決定がなされた不動産と債務者(所有者)名を、裁判所にて公告し、「競売を申し立てた債権者以外にも、その債務者に対して債権(無担保債権)をもっている方がいらっしゃったら、裁判所に申し出てくださいね」って告知することです。

競売により不動産が売却された場合、裁判所が妥当であると認める債権者であれば、無担保債権であっても、抵当権等担保権を設定している債権者などが債権回収した後に売却代金が残っていれば、そこから分配を受けられる可能性があります。配当要求終期の公告は裁判所に掲示されますが、なんとこの公告は誰でも見ることができます。競売にかけられた不動産の所有者のところに不動産業者が訪問、電話、ダイレクトメールを送るのは、この公告を参考にしているんですね。「競売申立」され経済的にも精神的にも大変な状況にある所有者に対して、

■突然、夜中や朝早くに訪問してきたり…                                                          ■周囲にも聞こえるような大きな声で「早くしないと競売になりますよ~!!」と叫んだり…                                     ■お会いできるまでずっと家の前に張り込んだり…                                                       など、配慮のない業者が存在します。気を付けてください。

競売申立て後に弊社に相談に来られたお客様が、「不動産業者だけでなく、高利の貸金業者や、何をやっているのか分からないコンサルタントを名乗る明らかに怪しい人や、宗教の勧誘等様々な人が来た」とおっしゃっていました。本当に気を付けてください!!

 弊社は任意売却に専門特化して営業していますが、弊社は競売申立てされたお客様に対して直接、訪問は行いません。弊社では、まずは送付させていただいたDMや弊社のHPをご覧になって、そしてお問合せいただいたお客様とそこで初めて面談をさせていただくようにしています。まずはお客様のこれまでの経緯や今後のご希望等をじっくり聞かせていただき、そしてお客様が次の生活をより良い形でスタートできるように、解決方法をご提案させていただきます。

悪質な業者、任意売却の経験が乏しく片手間にやっている業者、不動産ブローカーなど様々な業者がいるので、任意売却を依頼する業者の選択は十分気を付けてください。知識と経験が豊富な信頼できる任意売却業者に依頼されることをお薦めします。