住宅ローンが組めない物件がある??
住宅ローンを組んでマイホームを購入する方、実は物件には住宅ローンが組めない場合があるのをご存知ですか?
住宅ローンの審査は2つあります。
事前審査(仮審査)・・・お客様の個人情報(年齢、職業、勤務年数、借入状況など)を調査していきます。
本審査・・・無事に事前審査の承認を得られたら、本審査となります。
ここでは、物件についての調査になります。
物件についての調査とはどうのようなことなのでしょうか?
金融機関としては、融資を受ける物件に抵当権を付けます。万が一支払いが滞ってしまった場合、担保としてとることができるのかを調べます。
「再建築不可物件」というのを聞いたことはありますか?再建築不可物件とは、建て替えできない物件です。家が古くなってきたので取り壊して新しい家を建てようとしたときに新築の物件を建てることができないことになります。もちろん、リフォームはできます。ただ、金融機関としては、担保としてとることが難しいため審査が厳しくなります。
次に、敷地に接する道路(建築基準法の道路)幅が4m以下の場合や、4m以上あっても敷地が2m以上接していないなど、建築基準法の接道義務の要件を満たしていない場合に再建築不可物件と一緒で建て替えすることができません。
この他には、かなり狭い土地や借地権のある場合もローンが通りにくいと言われています。借地権の場合は、ローンを組む際に土地を担保にできないというデメリットが審査を通りにくくすると言われています。
このように、ローンが通りにくいと考えられるケースもありますが、必ずしも借りられないとは言い切れないのも、ローンの難しいところです。
金融機関によっては、条件付きなどで検討してくれたりすることもあります。
まずは、通りにくいケースもあると頭に入れた上で物件探しをすると同時に金融機関の事前審査をしておくのもオススメです。