親族間売買の住宅ローンについて
こんにちわ、最近、特に親族間売買の相談が増えてきました。その際、住宅ローンを利用するときは、とても厳しいのが現状です。ゼロではありませんが、取り組んでくれない金融機関が多いんです。取り組んでくれる金融機関でも、金利が高かったり、いろんな条件が付いたりと、なかなかスムーズには運ばないケースが多いです。なぜ、金融機関は親族間売買の住宅ローンに取り組まないんでしょうか?取り組んでくれたとしても、なぜ嫌がるんでしょうか?理由としては、大きく分けて2つあると思います。まず一つ目は、「その価格が適正かどうか分からない」が挙げられます。親族で都合の良いように調整して価格を決めて、不正に資金を取得しようとしているのではと考えていると思われます。次に二つ目は、親に住宅ローンがあった場合に、「息子が親の住宅ローンの債務を立替えて払っただけ」とみなす場合です。私はこの点については、とても疑問です。しっかり審査をして、申込者である息子、そして担保となる物件の担保評価について問題がなければ良いのではと思います。仮に実際に親が住宅ローンが苦しくて息子が同居することで住宅ローンを組んだとしても、親は助かるし、息子は親を助けることができるし、金融機関は貸付ができるわけであって三方すべて良しと思うんですが、どう思いますか?
ここまで嫌がる金融機関が多いのは、過去にいろいろと不正が実際にあったからだと思います。だから消極的な金融機関ばかりなんでしょう。しかし、実際、現場では本当に必要としている方々がとても多いんです。不正目的の親族間売買は論外ですが、本当に必要な際は取り組んでくれてもよいのではないでしょうか?これも立派な社会貢献だと私は思います。他の金融機関がしていないので当行もしないという考えではなく、本当にお客様のことを考えて、間口を広げてくれる金融機関が現れることを期待しています。