団体信用生命保険って?②
前回に引き続き、「団体信用生命保険」について説明させていただきます。今回は、まず団体信用生命保険のデメリットをお伝えしますね。
①住宅ローンの契約時に同時に加入しなければならず、後から新規加入、追加加入することはできません。
②団体信用生命保険は「掛け捨て」なので、貯蓄性はありません。
③多くの金融機関は団体信用生命保険の加入が絶対条件としているところが多いため、住宅ローンの審査で承認をもらっても、健康状態が悪い等の理由で加入できなければ、住宅ローンを組むことができません。=マイホームを購入できない。
が挙げられます。個人情報も問題なく、年収、勤務年数などいろんな審査基準をクリアできても、加入できなければ、住宅ローンが組めないというのは辛いですよね。
そこで、団信加入時に記載していただく「告知書=現状の健康状態を記入するもの」に事実と違う内容を記載して、とりあえず団信に加入して住宅ローンを組もうと考える人もいると聞きます。この場合、どうなるでしょうか???
この行為は、告知義務違反となり、万が一、住宅ローンの契約者が死亡したり高度障害になったとしても保険金が支払われません。つまり、住宅ローンは
残された家族が支払うことになります。詐欺行為になるので当たり前です。しかし、たとえ告知義務違反でも保険金が支払われる場合もあります。告知義務違反といっても故意や作為的ではなく、人間ですので、「うっかり忘れていた」ということもあるでしょう。そういったケースもあるので、100%支払われないということはありません。ですが、告知書記入の際は、あとあとトラブルにならないように気を付けてご記入されてください。
また、マイホーム購入を検討中の方で、健康状態に不安がある方は、先に団体信用生命保険に加入できるかどうか、事前に告知書に記入してもらって、調べることができます。住宅ローンを検討している金融機関の最寄りの支店、もしくは、不動産会社の担当営業マンに頼んでみてはいかがですか?すぐに対応してくださると思います。
住宅ローンを組む=マイホームを所有するうえで、ご自身の健康状態はとても大事になってきます。普段から、ご自身の健康に気を付けながら生活しましょう♪