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売却するときは古家付きと更地はどちらがいいでしょう?

2018/06/17

普通の戸建やマンションの場合、「売戸建住宅」「中古マンション」という形で売却を行いますが、古い戸建が建ったままの物件の場合は、古家付きで売り出すのか、更地として売り出すのか悩みますよね。

 

では、古家付きと更地どちらで売却を行った方が良いのでしょうか?

まずは、古家付きのメリット・デメリットです。

<メリット>

古家付きで売却する際のメリットは、何といっても解体費用が掛からないことです。家を解体する費用は坪単価3万円~が相場になります。

また、税制面でも大きなメリットがあります。古家は財産価値が低く、固定資産税や都市計画税の軽減措置を受けることができるため、早期に売却できない場合でも所有者の金銭的負担が軽く済みます。(法令が変わる可能性があります。)

<デメリット>

土地の購入が目的の買主に対しては、古家を解体しないと土地が使えないので、同条件の更地に比べて検討の優先順位が下がってしまい、売れにくいこともあります。

他には、古家を残しての販売ですので、古家の見た目で良くない印象を持たれて損をしてしまうことがあるかもしれません。

 

次は更地のメリット・デメリットです。

<メリット>

建物が建っていない状態で売り出されるため、すぐに建設を開始できるので施工期間が短くすることができる点でも買主が早期に見つかる可能性があります。

また、買主の予算面でも解体費用を負担する必要がないので、比較的買いやすい物件として見られることも大きな利点です。

<デメリット>

更地にすることでの大きなデメリットは、土地の固定資産税が高くなってしまうことです。古家を解体すると、支払う税金が3~4倍ほどに増えてしまいます。また、事前に解体の費用を負担しなくてはいけません。他には、解体をすることによる騒音などについて近隣に挨拶回りをしておく必要があるでしょう。

 

現状は家が建っているけれど、解体してしまうとその後、家を建てられない土地もありますので、知識がなく勝手に解体するのは要注意です。

どちらにしても、メリット・デメリットがあるので、不動産会社などに相談してみるのが良いかもしれませんね。

 

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